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2014年03月17日

耳のうしろ



「別に気にしちゃいないのよ。ただ、何となく放っておけないだけ…。」

 私は商売屋の家に生まれ、浪花商人魂の英才教育を受けて育ちました。
おかげで今では、父に呆れられながら、こう言われます。
「外ヅラは完璧やな。せやけど、もう少し内ヅラを何とかしないさい」と。



 誤解のないように申し添えますが、私は、決してペラペラの胡散臭い人間ではありません。
頂戴したお仕事は、お客様にご満足頂くために昼夜を惜しまず頑張ります。
仕事柄、「考える」作業が多いので、頭の中はいつもお客様のことでいっぱいです。



って、普通はそうですよね。



 とにかく、頑張り屋さんです!って、自分で言いなさんな…。
でも、頑張らなければならない理由があります。その理由は…。



 その前に、私の父は生粋の商人です。そして、昔から「信心深い」人です。
今でも、1年、365日、欠かすことなく近くの神社に朝と晩にお参りに行きます。
月初めと中頃には、『神社のはしご』。つまり、お参りの神社が1箇所では止まらない!
しかも、両親ともにそんな感じ。
盛り塩とお神酒で家の基礎が錆びるのではないか…と心配します。
家やお店を建てる時は、四方の柱と棟に納めるために「般若心経」を腱鞘炎になるまで書かされました。



 そんな両親の元に育った私は、何の違和感もなく連れられるままにお参りしておりました。
奈良県の大神神社は、子供の頃の私にとってはアミューズメントパーク。(なんとなく)。
が、大人になれば「面倒くさい」という不良心がムクムクと湧いてきまして…。
しかも、信心深いなんてカッコ悪いとまで思う始末。
もっと違ったアミューズメントパークを見つけてしまい、大神神社は「ただの山」に成り下がってしまいました。



 そんな私の最近、この「外ヅラ」が功を奏し、日々忙しく走り回っております。
そして、そんなとき、ふと思うのです。先の台詞をふと口にするのです。



「別に気にしちゃいないのよ。ただ、何となく放っておけないだけ…。」



 両親のように神社巡りで静かに手を合わせ、己の心の奥の小さな細波を見つめ、
森羅万象に感謝する…なぁ〜んて、今さらできなくて。



でも、気になるのです。何だか…。
きっと、今年のお正月に引いたおみくじに「信心深くあれ」って書いてあったから。
正月早々、私の隠しきれない葛藤が表面化した一瞬でした。



「信心っちゅうでもなぁ〜」と思い、私にできることを探したのです。
見つけたのは、「感謝する」こと。
日々の何気ない生活を感謝し、何か問題が生じて困難なことが起こっても
不満を口にするのではなく、感謝すること。
毎日、頑張っているんじゃなくて、頑張らせてもらっているんだという心。
それが、上手い具合に「外ヅラ」に現れていると自己分析しております。



 でも、うまくいかないときもあります。人間だもの…。
そんなとき、「耳のうしろ」を触ります。



 「耳のうしろには神様がいはるねんで」



昔、そんなことを聞いたような。
もしかして勘違いしているかもしれませんが、何となく今でも「耳のうしろ」が気にかかる毎日です。
お風呂に入れば、耳のうしろを洗いながら神様に「今日のこと」を報告し、
朝の洗顔の際は、耳のうしろを洗いながら「今日もステキなことが起こりますように」とお願いします。



 ふふふ。誰も知らない私の秘密。



私の耳のうしろには、神様がいます。
だから、耳のうしろは放っておけない私のパワーの源。
立派に信心深いと思うのですが、如何でしょう??









増田正子司法書士事務所  司法書士  増 田 正 子






posted by おしゃべりボタン at 23:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
「耳のうしろに神様がいる」

私の耳のうしろにも神様がいるのかしら!

気づかずほったからしにしていたから思いどうりに行かないことが(;一_一)

これを知ったからには耳のうしろを磨き倒します(>_<)
素敵なお話、誰かに話したくなるわ〜
ありがとう
Posted by 田中まさこ at 2014年09月27日 13:33
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